TARAの読書記録

読んだネット小説の感想を自由に記録に残してます📕✨外面だけでなく、内面も磨きたい✨🌟💫

ありふれた職業で世界最強 第1章 ④

ベヒモスとの戦闘中、クラスメイトの攻撃を奈落の底に落ちてしまった主人公ハジメ。


ここまでは最強になる兆し皆無だが、幸運にもなんとか地面に直撃を避け、死を免れる。


ベヒモスとは別れたものの、戦闘の末疲れ果てた体と精神状態に変わりはなく安心できない状況。


いつ魔物が現れるか分からない恐怖と出口が分からない絶望感を想像するも苦痛過ぎて難しい。


全く知らない空間に、いつ出てくるか分からない魔物に脅えながら進むなんて私には無理だ。

お化け屋敷👻なのに・・・。


RPGでは魔物と戦闘後、経験値が溜まり、新技が使えたりするが、ハジメはそんなことはなく使える技や戦闘能力は心許ないまま。


洞窟内で恐ろしい魔物、兎🐇と熊🧸🐻に出逢う。


リアル兎ならどうにか出来るが、熊は普通のくまでもかないそうな気がしない。


蹴り兎🐇はリアル兎のように可愛いものではない。

未知の生物に出逢うだけでも恐ろしいのに、それが殺人的能力を持っているとなると、ハジメの感じる緊張感や絶望感は計り知れない。


さらに、その兎をも軽く食らってしまう熊なんて出会ってしまった日には腰が抜けてしまいそうである。

攻撃を避けるとか以前に、呼吸も正常にできる気がしない。


作者はハジメがこの時感じた絶望感や生への執着心による性格の変化のことを、無理矢理すぎて違和感を憶えるかもしれないと言っているが私はそんなことないと思う。


現実世界ではなかなかハジメと同じくらい窮地にちされる程の恐怖を味わう場面に遭遇しないので、わからないが、想像できないくらい死を目の当たりにする恐怖と考えると性格も変わってしまうのもわかる気がする。


当たり前にある日光や食事、睡眠と言ったものが全部遮断された空間に1人でいるというだけで、死にたくなりそうだというのに。。。


恵まれたことに五体満足が当たり前すぎて、無くなることを想像したことも無い。


寸分前まで当たり前にあったものが、いとも簡単に消失してしまう恐怖は想像しきれない。


想像し得ない喪失感、絶望、恐怖、言葉で並べきれない色んな情報が一気に押し寄せ、私の低スペックな脳では耐えきれない自信がある。

また、感情だけではなく痛みや絶望的な光景にも耐えきれない。

わたしだったら失神するんじゃないかな。。。


リアルな私は、なかなか性格が変えられなくて困っているところだが、ハジメ程の状況に追い込まれる前に改心して成長したい。


ありふれた職業で世界最強 第1章を読んで③



厳しい鍛錬を終え、迷宮に挑むクラスメイトとハジメたち。


私だったら鍛錬の段階で自分だけ落ちこぼれなのに耐えきれず逃げ出してしまいそう。。。


自分の能力の無さと、チート級に強いクラスメイトの能力をどうしても比べてしまいそうだ。


同じ時期に同じように転移してきたのだから、同じスタート条件にしてほしいものだ。



迷宮入りし、作戦通り順当に魔物を倒し進んで行くハジメたち。


戦闘に使える能力を持っている訳では無いのに、自分に出来ることを探して行動できるハジメは精神的に強い人物だと感じた。


迷宮入りの前、香織を勇気づける言葉選びをした時もそう感じた。

自分も不安なことに変わりないのに、自分より能力に恵まれている香織を勇気づける言葉を投げてかけてあげるなんて、私にはできないことだと思う。



そして、香織とハジメが夜あっていたところを目撃してしまった檜山。

檜山の行動を見ていると、何やってんだコイツとも思うが、高校生の男子ってこんなもんかなと思う。


自分の感情を抑えるってなかなか難しい。


好きな人の前でいいところを見せたい‼️とか、嫉妬をするとか、思いのまま行動に移してしまう気持ちは分からないことも無い。


でも、戦闘中みんなが混乱している中、どさくさに紛れてハジメに攻撃するのは気に入らなかった。


気持ちも分からないことは無いが、初めの方が人間的に大人である。香織が惹かれるのもわかる気がする。


ハジメは自分の弱いところやできるところを分析し、行動できる余裕があるように見える。


比較して檜山は、能力はあるのに自分より格下と思っている人間を蔑むことでしか自分の価値を見い出せていないのでは無いかと思った。


人と比較してしまう気持ちはよくわかる。

客観的に見ると、ハジメも檜山も他の登場人物もそれぞれにいい所があり、恵まれているのに、当事者はなかなか気づけない。


ハジメたちを見ていると、心の余裕って大事だなと思う。

ありふれた職業で世界最強 第1章を読んで②



主人公のハジメはゲームオタクということもあり、異世界に転生したらその知識を活かして敵と戦う流れかなと予想。


しかし、全然違った。


オタクでくらすより異世界知識はゲームから学んでいる分、能力も備わっていると思ったらそんなことは無かった。

寧ろクラスで最弱ポジションで、学校にいた時と同じようにいじめられる始末。


檜山たちより高い能力値で、いじめっ子たちをギャフンと言わせて欲しかった。


同じ異世界モノでも、最初からチート級の能力を与えられたリムルと全然違い、能力を1から鍛錬するところから始まったため、より身近に感じながら読むことが出来る(*・ᴗ・*)و

何より、頑張って強くなってほしいと応援しながら読んでいる(笑)ꉂꉂ(ˊᗜˋ*)




人気者の光輝は異世界に転生してもチート級でクラス最強だったが、こういう何でもできるキャラクターより、ハジメの方が感情移入しやすい。



そして、ハジメは鍛錬を始めるも、どうしても鍛錬で埋められない能力値の差を知識量で戦おうと図書館に通う。

できないところを、自分が得意なところでカバーしようとする考え、行動できるハジメは強い人物だなと思った。

私だったら諦めて逃げる👈

ついこの間まで高校生で、運動すらまともにしたこと無かったなら尚のこと戦える気がしない。


未知の敵と戦うための武器を自分なりに探せるハジメを尊敬する。


早くタイトル通り最強になってほしい‼️





そういう対処方法を考え図書館に通うハジメを、見る人によってはサボっているように見えてしまうのかと思うと悲しく感じた。


自分の正義感を間違いないと悪気なく他人に押し付ける光輝。

やはり、好きになれない。


今まで容姿にも能力にも、人間関係にも恵まれ、自分がしてきたことや考え方を否定されたことがないのか、自分の考えが正しいと思ってしまうのも無理はない。

しかし、その価値観を人に押し付けるのは如何なものかと思う。

悪気がないだけに、腹立たしい。

ハジメのことを分かって貰えないことに苛立ちを感じる。


でも、ハジメは誰にもわかってもらえていない訳では無い。

雫や香織というわかってくれる人も存在する。

そこはハジメも恵まれているなと思う。


香織や雫が女性ではなく、男友達だったらいじめの対象となることもなかったのかなと思うと悲しい😭