TARAの読書記録

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ありふれた職業で世界最強 第1章を読んで③



厳しい鍛錬を終え、迷宮に挑むクラスメイトとハジメたち。


私だったら鍛錬の段階で自分だけ落ちこぼれなのに耐えきれず逃げ出してしまいそう。。。


自分の能力の無さと、チート級に強いクラスメイトの能力をどうしても比べてしまいそうだ。


同じ時期に同じように転移してきたのだから、同じスタート条件にしてほしいものだ。



迷宮入りし、作戦通り順当に魔物を倒し進んで行くハジメたち。


戦闘に使える能力を持っている訳では無いのに、自分に出来ることを探して行動できるハジメは精神的に強い人物だと感じた。


迷宮入りの前、香織を勇気づける言葉選びをした時もそう感じた。

自分も不安なことに変わりないのに、自分より能力に恵まれている香織を勇気づける言葉を投げてかけてあげるなんて、私にはできないことだと思う。



そして、香織とハジメが夜あっていたところを目撃してしまった檜山。

檜山の行動を見ていると、何やってんだコイツとも思うが、高校生の男子ってこんなもんかなと思う。


自分の感情を抑えるってなかなか難しい。


好きな人の前でいいところを見せたい‼️とか、嫉妬をするとか、思いのまま行動に移してしまう気持ちは分からないことも無い。


でも、戦闘中みんなが混乱している中、どさくさに紛れてハジメに攻撃するのは気に入らなかった。


気持ちも分からないことは無いが、初めの方が人間的に大人である。香織が惹かれるのもわかる気がする。


ハジメは自分の弱いところやできるところを分析し、行動できる余裕があるように見える。


比較して檜山は、能力はあるのに自分より格下と思っている人間を蔑むことでしか自分の価値を見い出せていないのでは無いかと思った。


人と比較してしまう気持ちはよくわかる。

客観的に見ると、ハジメも檜山も他の登場人物もそれぞれにいい所があり、恵まれているのに、当事者はなかなか気づけない。


ハジメたちを見ていると、心の余裕って大事だなと思う。